最近BLドラマを好んで観ています。
私のBLに対する歴史(?)は、いつか機会があれば触れるとして…。
おすすめBLドラマを紹介している記事で知った「美しい彼」という作品を見始めたらやめられず、一晩で全話観てしまった報告です。
全話と言っても1エピソード25分ほどで全6話なので、しめて約150分。オープニングテーマや次回予告をスキップすればもう少し短くなり、映画1本くらいの長さです。
続きが気になってあと1話、あと1話…としてるうちち最終話まであっという間でした。
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うっすらネタバレを含みます。
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人気作品であること以外に事前に分かっていたのは「美しい彼」というタイトルのみ。このタイトルに相応しい「彼」が画面に現れるか否かで、このドラマへの没入度が変わりそうですが
現れます。
登場した瞬間、説明がなくともこの人のことか!と納得してしまいました。いるんですね!造形の美しさはもちろんですが、透明感や儚さを纏いながらの自然な演技の雰囲気も含めて「美しい彼」。
その、とんでもなく美しい彼=清居奏を演じていたのは八木勇征さん。LDH界隈にまったく詳しくないので分からなかったのですが、FANTASTICS from EXILE TRIBEの方ということで、今後音楽番組で見かけたら探してみようと思います。(年末の特番系にも出ていたのかしら…推し(A.B.C-Z)以外は録画残してないわ…残念)
もう1人の主人公、平良一成(萩原利久さん)の好演も、一気見アクセルを止められなかった要因。自称クラスのカースト最下層で存在を消して過ごす日々を送りながら、カーストトップの清居を崇めるように焦がれる難しい役所を繊細に演じ、物語にぐっと引き込まれます。気付けば後半の清居の台詞にわかる、わかるよ、そうだったよね…!と納得するしかない状態でした。
主人公2人とも、リアルに教室の片隅にいそうで、だけど大多数の人にとっては逆の存在感で関わることが少ないタイプ。私たちは、彼らの孤独を、知らないし、知っている。
平良は清居に劇中何回も「きも。」って言われます。ともすれば視聴者は清居のことを酷い奴と思いそうだし、平良のことをまどろっこしいと感じるかもしれないけど、そうならないそれぞれのまっすぐな美しさが、全編通してあったように思います。(つまりきっと「美しい彼」とは清居のことだけではなかった)
絵の切り取り方や心理描写が丁寧でキレイだなと息を呑むことも多かったのですが、監督が「明日、私は誰かのカノジョ」の酒井麻衣さんと知って納得。あのドラマもハマりました。
「明日カノ」のしたたかな素朴ホスト楓と、平良が大学に入って仲良くなった善良な学生小山を演じていたのが同じ高野洸さんと気付いた時もびっくり。全然違う!
平良を表現する重要なツールとして登場するのが「カメラ」です。
初めは平良の心を守ってくれる武装としての役割だったのが、清居を撮ったことで写真に意味が生まれ、コミュニケーションツールに変化したり、大学で写真サークルに入り新しい人間関係が生まれたり。
平良のファインダー越しの目線を通したショットが挟まれることで、物語を平良のものとしてより濃く体感できた気がします。それだけに、目線が変わった時のメリハリが際立ちました。
最終話まで観て、結末を知った上で改めて見返したくなるドラマでした。
4月には映画が公開されるそうで、また清居と平良のどんな物語を観られるのか、こちらも楽しみです。
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原作のビジュアルの実写再現見るの好き。
原作も手を出しちゃおうかな…
追記:ドラマの配信プラットフォームは正確には分からないですが、私はhuluで観ました&加入しているparaviでも配信ありました。検索すると、Netflix、TELASAにもありそうです。