ひつじのショーン展
20歳の誕生日に映画館で1人で観た「ウォレスとグルミット」が、私のアードマンスタジオアニメとの出会い。
愛すべきキャラクターたちと、緻密でセンスだらけのクレイアニメに魅了され、一気に大好きになってから、早ウン十年。今でもファンです。
そこで新宿の京王百貨店で開催中の「ひつじのショーン展」に行ってきました。
京王の上階での展示は初めてだったので規模が分からず、サクッと見終わる感じかな?と気軽な気持ちでいたのですが、ストーリーボードの原画や実際のセットなどなど、ボリュームたっぷりの展示でした。あんなにたくさん全部イギリスから持ってきて、各所回っているのですね…!ありがたい。
アードマンスタジオの軌跡や、「ひつじのショーン」という作品が誕生する前、「ウォレスとグルミット」に初めて登場したショーンの絵やパペットもあったりして。
「ひつじのショーン」の登場人物(羊物?)では赤ちゃんのティミーが1番好きなのですが、ティミーの制作のために使われる顔型や口のパーツなどの道具も展示されていたので食い入るように見ました。
初期のイラストでティミーがほっそりしていたのにはびっくり。今の丸いフォルムの方がかわいいので、変わってくれて心からよかったと思いました。
ミニチュアのセットは全体の質感のリアルさはさることながら、レストランやスーパーのちょっとした小物に至るまで、とにかく芸が細かく、永遠に見ていられます。ちょっとレトロな街並みも温かみがあって、家族連れだけでなく、たくさんの人がじっくり楽しそうに鑑賞されていました。
「ひつじのショーン」に台詞はないのに、観る者の会話を弾ませるって、エンタメとして最高だと思います。
楽しすぎて後ろ髪を引かれながらの退場でしたが、
図録を手に入れたので、帰宅後も眺めています。全部写真に収められていて最高。
前から気になっていたティミーのポーチも購入しました。モバイルバッテリーを入れるのにちょうど良いと選んだけど、勿体なくて使えない…。
会場外にはフォトスポットもあり、
ティミーをアップで撮らねば!と心に決めていたのに胸いっぱいで忘れて帰ってしまったので
後日このためだけに再訪しました。